代官山町14番地蔦案件①

2023.7




Prahaの建物の外壁は一部分が蔦に覆われています。

今年は例年になく蔦の成長が活発で、正面側の壁をも手中にする勢いでぐんぐん迫ってきています。


最近、私はこの蔦の成長を観察するのが楽しみでなりません。


Praha eastがオープンして10年になりますが、この蔦が正面の壁まで迫ってくる事は未だかつてのありませんでした。


今年は梅雨にもかかわらず、気温も高めで晴天が多いのも影響しているのかしらと思っています。


概ね蔦に覆われたならば、初めていらっしゃるお客様にも蔦で覆われた建物ですと伝えれば分かりやすくていいかなと密かに目論んでいます。


今後の成長が楽しみです。


そういえば、蔦で覆われた建物というと、数年前に行ったヘリタンス・カンダラマを思い出します。自然の一部を拝借した建築、将来自然に侵食される事を厭わない建築そんな印象を受けました。





人間は簡単に自然をぶっ壊しますが、自然が人工物をぶっ壊しに逆襲してくる事もあるだろうと思います。


ヘリタンス・カンダラマの写真を見せると多くの方がジブリみたいと言いますが、ナウシカは正にそれを表現したものだと思います。


ヘリタンス・カンダラマの設計者ジェフリー・バワがナウシカに感化されてこの建築を作ったのかは分かりませんが、自然の力は偉大です。




makino