ボタニカル・ライフ

 2025.1




今年最初に読んだ本でありながら、わたしの心にぶっ刺さりベスト・ブック・オブ・マキノ・2025に早々にノミネートされたブックをご紹介させて頂きたいと思います

ボタニカル・ライフ いとうせいこう著

都会のマンション住まいで、ガーデンがないが故にガーデニングは出来ず室内やベランダという限られたスペースでボタニカルを愛でるベランディングをするベランダー。

あらゆる植物が気になり、植物を自宅に向かい入れたいと思う衝動や植物が枯れていくときに感じるあの無情感や自身の無力さには心底共感をしました。

“俺”という一人称でありながら植物にあれやこれや世話をしているのが、家族との日常かの如く綴られていく文章からは愛が滲み出ていました。



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