食べることは生きること・前編

2026.6









食べたもので体がつくられていく
食べることは生きること
母にそう言われて生きてきました。


中学生頃に母のこだわりで玄米生活が始まり
毎朝の酵素ジュース(季節の果物で)から1日がスタートして

・調味料は自然食品のお店でカレーはスパイスから
・味噌は手作り
・梅干しも手作り(涙が出るほどしょっぱい)
・お肉はたまに大豆ミート
・風邪をひきそうなら梅醤番茶や梅干しの黒焼き
・お菓子を食べるなら酵素玄米のおにぎりを

ジャンクフードなんてもってのほかで
毎日玄米を食べていたので白米をかき込む経験も
あまりしたことがありませんでした。

おかげで学生時代
母のご飯を食べていた時は
免疫力が高まっていたせいか
風邪も全く引かず、学校も休んだことはないし
部活はものすごく厳しい陸上部で
食べるものも制限されていて
それでもずっと走っていたから
私の1日は「走って食べて寝る」
の繰り返しで
身長はクラスで1番小さかったけど
その栄養のある食事のおかげでグングン身長も伸びて
卒業する頃には整列したら後ろから2番目
あの時代はかなり健康体そのものだったと今でも思います。


でも、本当はマクドナルドが食べたかったし
お菓子もたくさん食べたかった
教室で隣の子にお菓子あげると言われても
部活が厳しくてって、全部断っていました。


それが当時の私にとっては
「嬉しいけど悲しい」のような
健康な食生活に感謝しながらも
食べたいものを食べれていない
大好きな友達と楽しめていない気がして
自分自身の中で少しだけ
なんで私は・・・と思うようになってしまいました。

しかし、ある日
母には内緒で学校帰りに友達とテスト勉強という名の
''ダベる"をするためにマクドナルドに行って
ハンバーガー、ナゲットやポテトを食べて
なんて美味しいものがこの世に存在するのかと感動を覚えたことがあります。

それは当時の自分にとっては
私の健康を気遣いご飯づくりに専念してくれていた母に対する
ちょっとした裏切り行為でもありました。



suzu