髪を巡る思想6

2024.11



前回はコロナの後遺症での脱毛の話しでした。

今回は産後脱毛という現象です。

一般的に髪の毛は10万本と言われています。

そして、毎日短いもの長いもの合わせて50〜100本抜けます。

しかし、妊娠中の女性は女性ホルモンが多くなり本来であれば抜けるべき毛髪が抜けるづらくなり理論上では通常より髪の毛が増えます。

そして産後数ヶ月後に帳尻を合わせるがごとく

“あ、抜けるの忘れてた”という事で一斉に脱毛する事になります。

また、前髪の辺りや頭頂部が目立って脱毛する傾向があるのが特徴でもあります。

予想以上に抜けて不安になる方も多いかと思います。

その後は、抜けた毛穴から一斉に生えてくるので、一時的に短い毛が目立ってしまいます。


髪の毛の原材料は血液によって運ばれてくるのですが、母乳が血液から作られる都合髪の毛への栄養供給が不安定になる傾向があります。

妊娠出産によって体質が変わる方もいらっしゃるように産後髪質が変わることも考えられます。

産後脱毛の対策が現状皆無なのは残念ですが、何かいいアイデアはないかなといつも探っています。


makino