ren style

 2023.12




いつの時代も下北沢がホームのバンドマンは襟足伸ばしがちな気がします。

きっとそれぞれに理由があって、憧れのミュージシャンなり、好きなジャンルのスタイルであったり、楽器代やスタジオ代で貧乏すぎて切っていないだけだったり。

でもそれが下北のバンドマンのスタイルになっている様に思います。

みんながみんなでは無いけれど、駅前で観察してみると襟足が長くしているスタイルが多いです。

形も様々、マッシュ、シャギー、パンク、90sなどなど。

ライブを聴かずとも、なんとなくはどんなバンドかわかります。

確かにウルフやしっかりとレイヤーが入っているスタイルは、髪型の持も良いしロックな感じで音楽性を表現しやすくバンドマンにはおすすめのスタイルです。

あとは、下北沢という街によく馴染む。


そして大体がメジャーになる頃には、襟足は切っている事が多い気もする。

だから襟足が長ければ長いほど苦労の数も多いのでは無いでしょうか。

彼女も例によって、襟足は伸ばして他はショートになる位ぐらい短くしてほしいとのことでした。

音楽のために上京して1年、多くのライブで成功と挫折を繰り返し成長するバンドと襟足。

どれだけ襟足を伸ばし続けても、美しいバランスでカッコいいヘアスタイルに仕上げます。

そしてデビューしていくバンドの、襟足を切って背中を押してあげられる美容師になりたいです。



ren