ren style
2024.1
90年代、高円寺UFOクラブの隣に猫と二人暮らし、キッチンにはハイライトとウイスキーグラス。
なんとなく大学に行ってはみたものの退屈な毎日、週末はライブハウスへ無意識のうち足を運ぶ。
60年代のサイケデリックロックをこよなく愛し、応援しているバンドは”ゆらゆら帝国”。
ボサボサの頭にピチピチの変な服でライブをする坂本慎太郎は理想のタイプかもと思っている。
残り少ない大学生活の思い出は、ライブハウスとレコード屋のカビ臭さ、近所の中華屋の七面鳥のオムライスぐらいしかない。
卒論はウディ・ガスリーの影響から「フォークソングにおけるパンクのあり方」にする予定だ。
モデルの仕事もしているが卒業後はレコードやCDジャケットのデザイナーを志している。
後の話だが独自性のある彼女のデザインはすぐに評価され、ゆらゆら帝国の”空洞です”のアルバムジャケットは本当は彼女のデザインだとかいないとか。
そんな彼女は髪型はボサボサぐらいが丁度いいと、もう何年も自分で切っている。
特にこだわりはないが前髪はバラバラで揃っていない方が好きだ。
という女の子をイメージしました。
半分本当で半分嘘の作り話ですが、髪型にストーリー性がある事はとても素敵だなと思います。
ren