髪を巡る思想2
2024.9
という事でメラノサイトさんの怠慢、及びなんらかの理由での業務停止状態によって、多くの人達は困っている。
というところまでは明らかになりました。
付け加えて、白髪には嫌な特性があります。
それは、根元からぐんと立ち上がってぴょんぴょんしていたり、なんだか硬かったり、びりびりと縮れていたり、短く切ったものならピンと仁王立ちしてドヤ顔をします。他の黒い髪の毛よりも出しゃばる傾向がある事です。
なぜこんな厄介な事になっているのかといえば、色のない髪の毛を作っている部署のケラノサイトが「メラノサイトさん仕事してくれないなら、さすがに先方に申し訳ないんでその分しっかりめに髪の毛作っておくっす」という変な気を使い、他の黒い髪の毛よりもキューティクルが多めのしっかりしていている髪の毛を製造し、それをがんがん出荷(発毛)してくるのです。
さらに、不幸なのはメラニンがない事によって髪の毛は乾燥して硬くなり、結果として他の髪の毛よりもぴょこぴょこ立ち上がって主張していて人々は困り果てている。
当然世界の研究者としてもどうにかこうにかメラノサイトに真面目にやってもらえないか模索しているのだけれど、中々難しいようだった。
また、我々一般庶民が菓子折りを持っていき頭を下げたところで、そんな簡単にいう事を聞いてくれるわけもなく。
というか、どうやってメラノサイトにコンタクトをとればいいのか途方に暮れている。
makino